石井雙石 イシイソウセキ1873-1971 浜村蔵六に篆刻を学ぶ
刻風は繊細緻密な作品もあれば、豪快奔放なものもある
幅の広さと新しさにあふれている
著書「篆書指南」「篆刻指南」
汪関 おうかん中国明末清初の篆刻家
古璽や漢印に対する造詣が深い
刻風はふくよかでな瑞々しい
何震 カシン明時代の篆刻家 字:主臣 長卿 雪漁
巧みな篆刻家で、当時、文彭・文何と並び称された
河井荃廬

1871-1945 近代日本の篆刻家
中国に渡り呉昌碩に師事
金石学に基づく篆刻を日本に啓蒙 丁未印社結成

奚岡 ケイコウ1746-1803 清の篆刻家・書家・画家 西泠四家の一人
篆刻は丁敬に直接学ぶ 刻風は自由で清らか
著書 「冬花庵燼餘稿」「蒙泉外史印譜」
黄易 コウエキ1744-1802 中国清の篆刻家・書家・画家 丁敬に師事
金石文を研究、秦・漢の印に学び独自の篆刻を展開
呉昌碩 ゴショウセキ1849-1927 浙江省 詩文、書画、篆刻
号は缶廬(フロ)、苦鉄、破荷、大聾、老蒼、石尊者、石人子、石敢当、破荷亭長、蕪青亭長、五湖印丐など
漢印の腐蝕した味をねらい、石鼓文などの研究を通して独自の刻風を生み出した。
彼の書画篆刻は清末から現代にかけて人気が高い。
西冷印社初代社長
小林 斗盦1916-2007 日本の書道家、篆刻家
河井荃廬に篆刻を学ぶ
著書「告西泠印社社員諸賢書」「中國篆刻叢刊」「中國璽印類編」
「書道技法講座33 清人篆書三種」
斉白石1864-1957 清末から中華人民共和国の画家 ・書家・篆刻家
荒い枯れた作風 
銭松1807-1860 西冷八家の最後の一人
蘇宣 1553-1626 中国明代の篆刻家
文彭に師事し何震の影響を受けながら篆刻を学ぶ
秦漢の古璽を悉く観て研究し、明るく爽やかな作風を確立
新安印派(黄山派・徽派・皖派)の代表的な存在
作品「印略」
蒋仁1743-1795 清の篆刻家・書家 西泠四家の一人
篆刻は丁敬に直接学ぶ
徐三庚1826-1890 清朝末期の篆刻家
趙之謙1829-1844 清末の書家、画家、篆刻家 金石学を研究 新浙派
作品「勇廬間詰」「悲盦居士詩謄」「二金蝶堂印譜」など
丁敬 ていけい1695-1765 清の書家・篆刻家 中国篆刻の二大流派のひとつである西泠印派の祖
著書「武林金石録」「硯林印譜」「硯林詩集」
石如1743-1805 号:完白 
書と篆刻の人 特に篆書・隷書復古活動の先駆者
鄧散木1898-1963 近代中国を代表する篆刻家・書家
篆刻は趙古泥、書は蕭退闇に学ぶ
封泥や陶文などを参考に独自の篆刻を展開
文に風刺を込めた遊印を多く刻している
著書「篆刻学」
中井敬所1841-1909 江戸時代の篆刻家 浜村蔵六、益田遇所に学ぶ
著書「印譜考略正続」「日本印人伝」「日本古印大成」
中村蘭台(初世) 1856-1915 明治大正期の篆刻家 
高田緑雲に学んだ後、徐三庚の刻風を取り入れる

河井荃廬、浜村蔵六、岡本椿所、山田寒山らと丁未印社を創立
次男蘭石が中村蘭台の名を継ぐ
梅舒適1914-2008 書画・篆刻 
西川笛州に篆刻を学ぶ 篆社代表
著書「篆刻概説」
濱村蔵六1866-1909 明治初期の篆刻家 名:裕 号:無咎道人、彫蟲窟主人 金子簑香に篆刻を学ぶ
その後、四代蔵六につき五代蔵六を襲名
文彭 ぶんぽう1497-1573 中国明代の書家、画家、篆刻家 文徴明の長子
篆刻の祖と言われる
秦漢の古印に影響を受ける 
刻風は奥ゆかしい控えめな女性的な美しさ
松丸東魚1901-1975 日本の篆刻家 
鄧石如・趙之謙・呉昌碩に影響を受けて独学
知丈印社を主催
山田正平1899-1962 昭和の篆刻家
河井荃廬の紹介で呉昌碩に篆刻や画を学ぶ
印譜「栴檀二葉香印譜」「正気印譜」「羅漢印譜」「八僊印譜」
「正平陶磁印譜」「一止廬印存」
 山田寒山1856-1918 篆刻家 名:潤 中国に渡り、蘇州寒山寺で過ごし、寒山和尚で通した
才気にたけた奇人と言われた 書画篆刻、楽焼陶器 篆刻は呉昌碩に学ぶ
作品集「羅漢印譜」

※2016/6/6よりボチボチ書き込み中です。